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上海馬券王がJRAのレースに寄せる「情熱と冷静の言葉」


2024年 上半期のレース考





6月28日(日) 宝塚記念


☆:これより24年上半期馬券予想の一件につき詮議をいたす。一同の者、面(おもて)を上げい。 さて、上海屋馬券衛門。その方、当方の再三の制止を振り切り、「馬券王」などという分不相応な称号を僭称、溜池通信紙上に当該期G1競走の予想を掲載するも、ことごとくこれを外し、結果善良なる同紙読者諸兄に多大なる損失を負わせしこと、当方の取り調べにより明らかであるが、左様相違ないか。

上:やれやれ、いきなり呼び出されて何かと思えば。畏れながらお奉行様、手前には全く身に覚えのないことにございまして、はてさて一体どこからそのような根も葉もない噂が流れましたことやら。

☆:ほほう、それではフェブラリーSにおいて、「エコ贔屓馬券」と称し、その方が一方的に思い入れるドゥラメンテ産駒ドゥラエレーデを軸にした馬券を予想するも、これが12着に大敗したことも「知らぬ」と申すのじゃな。

上:畏れながらあの競争は、1着11番人気、2着5番人気、3着13番人気という言語道断な決着となった一戦にございまして、いやあ、いくらサウジで高額賞金レースが開催されて強豪が皆そっちに流れた結果とは言え、あれはないですよねえ。そもそもあの競争は、元日に北陸を襲った震災の余波が収まらぬ状況下で開催された一戦。被災した生々しい経験を踏まえ「これはカオスな決着になるかもしれない」と論じた私の予想に関しては的中したわけで、むしろそっちを褒めてもらいたいくらいなもんで。

☆:おのれ、なんといけずうずうしいもの言いじゃ。それでは性懲りもなくドゥラメンテ産駒ルガルを軸にするも、これが10着大敗となった高松宮記念はどうなのじゃ。その方の怪しげなる信仰がこのような悲惨な勝末に結びついたその責任をどう考えるのじゃ。

上:いやあ、いくらなんでも負けすぎと思ってたんだけど、骨折してたんですよねえ、ルガル君。なんか悲しいですなあ。ルガル君だけじゃないですぞ、リバティアイランド、スターズオンアース、ドゥレッツアというドゥラメンテ産駒の精鋭たちが、そろって故障発覚で上半期の競走を棒に振ってしまっているわけで、ああ、私は悲しい!!本当にひ弱ですなあ、ドゥラメンテの血統は。いや、実はですね、私のアルファロメオのエアコンがまた壊れてしまいましてね。修理費が15万もかかってしまって、貧すれば鈍すとはこのことでして、ああ、私は悲しい!!

☆:。。。なんじゃ、それは。本件と全く関係ないではないか!

上:いや正確には壊れたのはエアコンじゃなくて、外気温センサーで、これが外の気温を―40℃と判定したため、エアコンが作動しなくなったわけで、これってアルファロメオじゃよくある故障らしいんですけど、おかしいですよね、そんな壊れやすいセンサーにエアコンが完全制御下に置かれているなんて。エアコンはスタンドアロンで動くべきだと、そう思いませんか。

☆:だから何が言いたいんだよ、お前は!!

上:だからイタリア語の名前を持つドゥラメンテの産駒が次々と故障者リストに名を連ねているこの状況と、私のアルファロメオを襲ったこの不幸が無関係だとは私には思えんのです。これってイタリアの祟りなんじゃないでしょうか。

☆:ええい、わけの分からんことを!その方な罪状はこれだけではないぞ、「軸の資格あり」とその方が本命にしたナミュールが8着大敗となったヴィクトリアマイルはどうなのじゃ。その方のヘタレ馬券師ぶりを証明するにこれほどの物証はなかろうて。

上:ええと、それは「二番人気の呪い」という奴でして。なにしろ過去10年間で二番人気の成績が0−0−1−9と言うおぞましいもので、彼女もその呪いにズバッとはまってしまったんですな。しかし、本当に恐ろしいですな、「二番人気の呪い」は。ヴィクトリアマイルよりはるかに強いメンツで行われた安田記念で二着に来た彼女が、こんなレベルの低いメンバー構成で8着なんですから。とにかく、私は誰も気づかなかったこの「呪い」の存在を発見し、全人類に警鐘を発したのです。むしろ褒めていただきたい。(キリッ)

☆:。。。じゃ、なにか、その方、その呪いに気が付きながら2番人気の馬を軸にしたわけか?それって、自分で埋めた地雷を自分で踏みに行っているようなもんで、馬鹿じゃねえの、お前。

上:違わい!ナミュールはレース締切直前まで1番人気だったのだ!それがフジTVの競馬番組が2番人気だったマスクドディーヴァをやたら褒めちぎるもんだから、間際に人気が入れ替わってしまったのだ!ああ、本当になんてことをしてくれたんだ!オオタニサーンがフジを出禁にしたのも、きっとこれが原因だったに違いない。お奉行様!悪いのはみんなフジTVの奴らにございますよ!!

☆:やい、やい、やい!やれ震災が悪いの、イタリアの祟りだの、二番人気の呪いだの、挙句の果てにはTV局が悪いのと、黙って聞いてりゃ、わけの分かんねえ言い訳ばっかりさえずりやがって!てめえの悪事はなあ、この一覧表がみんな丸ごとお見通しよ!目ん玉かっぽじって、よく見やがれってんだ!!


馬券王と振り返る24年上半期のG1競走とその顛末

日付

レース名

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

馬券王印

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

240602 安田記念G1 $ロマンチックウォリ 6 マクドナ

18

7

1

[]シャム

1323

-0.1

   06-05

33.4

360

2850

4220

3280

17740

240602 安田記念G1 ナミュール 5 武豊

18

5

4

()高野友和

1324

0.1

   13-13

32.9

(10.0)

2850

4220

3280

17740

240602 安田記念G1 ソウルラッシュ 6 モレイラ

18

10

2

()池江泰寿

1324

0.1

   10-11

33.1

(4.0)

   

3280

17740

240526 東京優駿G1 ダノンデサイル 3 横山典弘

18

5

 

9

()安田翔伍

2243

-0.4

 03-06-04

33.5

4660

6860

21490

21250

229910

240526 東京優駿G1 ジャスティンミラノ 3 戸崎圭太

18

15

1

()友道康夫

2247

0.4

 03-02-04

33.9

(2.2)

6860

21490

21250

229910

240526 東京優駿G1 $シンエンペラー 3 坂井瑠星

18

13

 

7

*()矢作芳人

2249

0.6

 07-09-09

33.4

(17.8)

   

21250

229910

240519 優駿牝馬G1 チェルヴィニア 3 ルメール

18

12

2

()木村哲也

2240

-0.1

 09-09-10

34.0

460

590

1300

1690

8060

240519 優駿牝馬G1 ステレンボッシュ 3 戸崎圭太

18

7

1

()国枝栄

2241

0.1

 09-09-12

34.0

(2.3)

590

1300

1690

8060

240519 優駿牝馬G1 ライトバック 3 坂井瑠星

18

14

3

()茶木太樹

2244

0.4

 14-13-15

34.1

(7.9)

   

1690

8060

240512 ヴィクトG1 テンハッピーローズ 6 津村明秀

15

9

 

14

*()高柳大輔

1318

-0.2

   10-08

33.9

20860

93690

303260

43750

916640

240512 ヴィクトG1 フィアスプライド 6 ルメール

15

2

4

()国枝栄

1320

0.2

   03-03

34.9

(12.5)

93690

303260

43750

916640

240512 ヴィクトG1 マスクトディーヴァ 4 モレイラ

15

6

1

()辻野泰之

1320

0.2

   07-08

34.1

(2.3)

   

43750

916640

240505 NHKマG1 ジャンタルマンタル 3 川田将雅

18

16

2

()高野友和

1324

-0.4

   03-03

33.9

290

360

700

2540

8520

240505 NHKマG1 アスコリピチェーノ 3 ルメール

18

14

1

()黒岩陽一

1328

0.4

   05-03

34.2

(2.9)

360

700

2540

8520

240505 NHKマG1 ロジリオン 3 戸崎圭太

18

6

 

10

()古賀慎明

1329

0.5

   08-06

34.0

(28.5)

   

2540

8520

240428 天皇賞春G1 テーオーロイヤル 6 菱田裕二

18

14

1

()岡田稲男

3142

-0.3

 04-05-02

35.0

280

1070

1450

7750

23960

240428 天皇賞春G1 ブローザホーン 5 菅原明良

18

5

5

()吉岡辰弥

3145

0.3

 13-12-12

34.6

(8.8)

1070

1450

7750

23960

240428 天皇賞春G1 ディープボンド 7 幸英明

18

6

6

*()大久保龍

3146

0.4

 02-02-01

35.6

(27.5)

   

7750

23960

240414 皐月賞G1 ジャスティンミラノ 3 戸崎圭太

18

13

2

()友道康夫

1571

-0.0

 05-04-04

34.7

480

3550

5570

5940

29240

240414 皐月賞G1 コスモキュランダ 3 モレイラ

18

12

7

()加藤士津

1571

0.0

 08-09-08

34.2

(15.8)

3550

5570

5940

29240

240414 皐月賞G1 ジャンタルマンタル 3 川田将雅

18

8

3

()高野友和

1572

0.1

 03-03-02

34.9

(6.1)

   

5940

29240

240407 桜花賞G1 ステレンボッシュ 3 モレイラ

18

12

2

()国枝栄

1322

-0.1

   11-08

33.4

430

620

1240

3260

11470

240407 桜花賞G1 アスコリピチェーノ 3 北村宏司

18

9

1

()黒岩陽一

1323

0.1

   08-08

33.5

(3.5)

620

1240

3260

11470

240407 桜花賞G1 ライトバック 3 坂井瑠星

18

11

7

()茶木太樹

1323

0.1

   17-18

32.8

(14.6)

   

3260

11470

240331 大阪杯G1 ベラジオオペラ 4 横山和生

16

11

2

()上村洋行

1582

-0.0

 02-02-02

34.9

550

1930

3720

22720

93050

240331 大阪杯G1 ローシャムパーク 5 戸崎圭太

16

2

3

()田中博康

1582

0.0

 12-02-02

34.9

(6.0)

1930

3720

22720

93050

240331 大阪杯G1 ルージュエヴァイユ 5 菅原明良

16

13

 

11

()黒岩陽一

1582

0.0

 12-11-10

34.0

(40.0)

   

22720

93050

240324 高松宮記G1 $マッドクール 5 坂井瑠星

18

2

6

()池添学

1089

-0.0

   03-03

33.7

960

2110

4920

10020

58740

240324 高松宮記G1 ナムラクレア 5 浜中俊

18

3

2

()長谷川浩

1089

0.0

   10-10

33.2

(5.4)

2110

4920

10020

58740

240324 高松宮記G1 $ビクターザウィナー 6 リョン

18

10

5

[]シャム

1094

0.5

   01-01

34.5

(9.6)

   

10020

58740

240218 フェブラG1 ペプチドナイル 6 藤岡佑介

16

9

 

11

()武英智

1357

-0.2

   04-04

37.5

3800

27850

62030

197060

1530500

240218 フェブラG1 ガイアフォース 5 長岡禎仁

16

7

 

5

()杉山晴紀

1359

0.2

   08-08

37.2

(13.0)

27850

62030

197060

1530500

240218 フェブラG1 セキフウ 5 武豊

16

8

 

13

()武幸四郎

1359

0.2

   14-14

36.4

(48.2)

   

197060

1530500

集計期間:2024. 2.18 2024. 6. 2 的中は黒地白抜き



☆:。。。。。

上:。。。。。

☆:。。。。なんか、しょぼいのう、やっぱ。

上:。。。そうすね。。。でも11戦して3つ当たったから最低限のカッコは付いたかなと。いやあ、最後の安田記念が当たってほっとしましたよ、あたしゃ。あれがなかったらものすごくカッコ悪かったからねえ。

☆:何を言うか、累計じゃ赤字だろうが。

上:まぁ、そうなんだけど、それでも当たったのは高配当とは行かなくても中穴認定が相当で、そこまでひどい赤字にはなってないし、外したレースだっていいとこついてたレースは多かったとは思うんですよね。いやあ、これも採用している「10年トレンド」が機能している証であると、私は前向きにこれを受け止めたい。明日の宝塚もやりますよお、私は!アルファの修理代を回収しなきゃ。

☆:ええい、黙りおろう!こんなショボい成績でよくそんな大言壮語が吐けるもんだ。上海屋馬券衛門!自分の見識不足を棚に上げ、「呪い」や「祟り」に責任を転嫁するその方の所業不届き千万!よってその方に富山遠島、並びに秋口まで馬券予想の禁止を申し渡すものなり!これにて一件落着、引っ立てえい!

♪富山のそぉらに夏を呼ぶぅ ちょっとアルファな上海桜ぁ〜  (チャンカチャカ)



2024 623() 4回京都8日目 13頭 [15:40発走]
【11R】 65回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 2200m・外 (D)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

B1

1

シュトルーヴェ 5 *レーン

58

19.2

()堀宣行

2

2

ジャスティンパレス 5 *ルメール

58

4.2

()杉山晴紀

3

3

ベラジオオペラ 4 横山和生

58

12.3

()上村洋行

4

4

ドウデュース 5 武豊

58

2.2

()友道康夫

4

5

ディープボンド 7 幸英明

58

19.8

()大久保龍

5

6

 

ヒートオンビート 7 坂井瑠星

58

111.3

()友道康夫

5

7

プラダリア 5 池添謙一

58

13.0

()池添学

6

8

 

カラテ 8 *岩田望来

58

104.7

()音無秀孝

6

9

 

ソールオリエンス 4 横山武史

58

18.1

()手塚貴久

7

10

ローシャムパーク 5 戸崎圭太

58

13.2

()田中博康

7

11

 

ヤマニンサンパ 6 団野大成

58

120.6

()斉藤崇史

8

12

ブローザホーン 5 菅原明良

58

8.4

()吉岡辰弥

8

13

ルージュエヴァイユ 5 *川田将雅

56

30.6

()黒岩陽一


と、いう訳で、早いもので上半期の最終戦宝塚記念とあいなりました。近年出走頭数の少ないレースではありますが、今年は本当に少なくてわずか13頭。出れば上位人気間違いなしのリバティアイランド、スターズオンアース、ドゥレッツアがそろって出走回避で、メンバー的にも相当薄味。いやあ、本当に味気ないですなあ、このメンツは。アルファの修理代を回収しようというモチベーションのもと意気込んでみたは良いけど、やはりこの頭数ではそれも望み薄、正直士気は高まりません。

取り敢えず恒例「10年トレンド」を見てみましょう。もっとも、例年阪神で行われるこの競走、今年からしばらくは京都開催となること、また例年良開催が多かったのに、明日は梅雨入りの影響でかなりまとまった雨が降りそうと、かなり「トレンド」の使い勝手が悪くなっていることにはご留意下さい。


阪神開催での宝塚記念この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230625 イクイノックス 4 ルメール

17

5

1

*()木村哲也

2112

-0.0

 16-13-09

34.8

0.7

492

 

130

2340

2660

4030

13630

230625 スルーセブンシーズ 5 池添謙一

17

6

10

()尾関知人

2112

0.0

 17-16-12

34.6

0.9

446

-2

(55.7)

2340

2660

4030

13630

230625 ジャスティンパレス 4 鮫島克駿

17

9

2

()杉山晴紀

2114

0.2

 13-11-09

35.1

0.6

470

-2

(8.5)

   

4030

13630

220626 タイトルホルダー 4 横山和生

18

6

2

()栗田徹

2097

-0.3

 02-02-02

36.1

0.2

476

+2

420

2060

3420

5150

25220

220626 ヒシイグアス 6 レーン

18

10

5

()堀宣行

2100

0.3

 06-06-05

35.9

0.7

490

-4

(9.5)

2060

3420

5150

25220

220626 デアリングタクト 5 松山弘平

18

7

4

*()杉山晴紀

2103

0.6

 10-08-08

36.0

0.9

480

-6

(7.3)

   

5150

25220

210627 クロノジェネシス 5 ルメール

13

7

1

()斉藤崇史

2109

-0.4

 04-03-04

34.4

0.3

478

 

180

2780

3930

2200

13340

210627 $ユニコーンライオン 5 坂井瑠星

13

1

7

()矢作芳人

2113

0.4

 01-01-01

35.1

0.0

524

-4

(27.8)

2780

3930

2200

13340

210627 レイパパレ 4 川田将雅

13

2

2

()高野友和

2114

0.5

 02-02-02

35.0

0.2

432

+10

(3.5)

   

2200

13340

200628 クロノジェネシス 4 北村友一

18

16

2

()斉藤崇史

2135

-1.0

 08-07-01

36.3

0.0

464

+10

410

3410

5350

51240

183870

200628 キセキ 6 武豊

18

14

6

*()角居勝彦

2145

1.0

 13-08-02

37.2

0.1

502

-10

(14.2)

3410

5350

51240

183870

200628 モズベッロ 4 池添謙一

18

12

12

()森田直行

2153

1.8

 11-11-08

37.6

0.5

480

+2

(106.1)

   

51240

183870

190623 リスグラシュー 5 レーン

12

12

3

()矢作芳人

2108

-0.5

 02-02-02

35.2

0.1

460

+2

540

970

2210

2720

14560

190623 キセキ 5 川田将雅

12

1

1

()角居勝彦

2113

0.5

 01-01-01

35.8

0.0

506

-2

(3.6)

970

2210

2720

14560

190623 スワーヴリチャード 5 M.デム

12

11

6

()庄野靖志

2116

0.8

 04-03-03

35.7

0.4

524

 

(8.8)

   

2720

14560

180624 ミッキーロケット 5 和田竜二

16

4

7

*()音無秀孝

2116

-0.0

 05-03-02

35.8

0.5

476

-4

1310

9200

19630

93450

492560

180624 $ワーザー 7 ボウマン

16

13

10

[]ムーア

2116

0.0

 14-13-13

35.3

1.0

446

-27

(14.9)

9200

19630

93450

492560

180624 ノーブルマーズ 5 高倉稜

16

2

12

()宮本博

2121

0.5

 09-07-07

36.1

0.7

490

0

(40.0)

   

93450

492560

170625 サトノクラウン 5 M.デム

11

11

3

()堀宣行

2114

-0.1

 06-06-06

35.4

0.3

488

+10

900

5250

10330

10670

70420

170625 ゴールドアクター 6 横山典弘

11

2

5

()中川公成

2115

0.1

 06-06-09

35.4

0.4

488

-6

(12.7)

5250

10330

10670

70420

170625 ミッキークイーン 5 浜中俊

11

8

4

()池江泰寿

2117

0.3

 09-09-09

35.5

0.5

448

+8

(10.4)

   

10670

70420

160626 マリアライト 5 蛯名正義

17

16

8

()久保田貴

2128

-0.0

 11-10-06

36.3

0.5

438

0

2510

2440

8460

2800

26250

160626 ドゥラメンテ 4 M.デム

17

9

1

*()堀宣行

2128

0.0

 13-10-09

36.1

0.7

498

 

(1.9)

2440

8460

2800

26250

160626 キタサンブラック 4 武豊

17

3

2

()清水久詞

2128

0.0

 01-01-01

36.8

0.0

536

+12

(5.0)

   

2800

26250

150628 ラブリーデイ 5 川田将雅

16

16

6

*()池江泰寿

2144

-0.0

 02-02-02

34.8

0.2

488

+2

1420

12900

19250

157770

528510

150628 デニムアンドルビー 5 浜中俊

16

6

10

*()角居勝彦

2144

0.0

 15-14-14

34.0

1.0

450

+2

(31.3)

12900

19250

157770

528510

150628 ショウナンパンドラ 4 池添謙一

16

1

11

()高野友和

2146

0.2

 06-06-07

34.7

0.5

446

+4

(99.2)

   

157770

528510

140629 ゴールドシップ 5 横山典弘

12

11

1

()須貝尚介

2139

-0.5

 03-04-04

35.2

0.4

504

-2

270

8990

10210

57870

251440

140629 カレンミロティック 6 池添謙一

12

5

9

()平田修

2144

0.5

 03-03-03

35.8

0.3

450

-8

(55.9)

8990

10210

57870

251440

140629 ヴィルシーナ 5 福永祐一

12

3

8

()友道康夫

2146

0.7

 01-01-01

36.3

0.0

458

+2

(35.6)

   

57870

251440

集計期間:2014. 6.29 2023. 6.25


うーん、10年通して的中は22年・23年の直近二年のみ。まぁ、去年は3連単が万馬券的中なんで収支はほぼトントンなのはなによりです、これもトレンドが機能したおかげであり、これを売りにして予想しているものとしては嬉しかったりもするんですが、上述の通り開催が京都に替わるというのが悩ましい。同じ2200mでも阪神内回りと京都外回りは全然違いますからねえ。

まぁ、それでもめげずに見ていきましょう。

@1番人気は3−2−0−5と馬連軸向き。去年イクイノックスが勝ったせいで勝率三割となっていますが、それまでは勝ちきれない傾向であったことは補足しておきたいです。そのイクイノックスだってスルーセブンシーズに追い上げられて結構危ない勝ち方だったわけで、これを単馬券頭にするのはためらわれるところではあります。

A2番人気は2−0−3−5とこれは三連複軸向き。

B3番人気は2ー0−0−8と信頼性はかなり落ちる。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中6頭を数え、なんと5頭に1頭が超人気薄という状況。まぁ、今年は13頭しか出ないんで、あまり欲をかくのもためらわれるところです。

D外国人ジョッキーは30頭中8頭の鞍上(4勝)。ルメールは内二つのみですが、そのいずれも勝っているのはさすがです。あとこの時期短期免許で来日するのが風物詩になってるレーンもかなり優秀。

E牝馬は30頭中11頭を数え、「夏は牝馬」の格言を地で行く形。もっとも今年の参戦は大外10番人気のルージュエヴァイユ1頭のみですが。

F関東馬は30頭中8頭とこれだけ見れば西高東低ですが、直近二年は6頭中4頭と急激に台頭。

Gリピーター傾向は他の古馬G1に比べると希薄。

H馬体重に顕著な傾向は認められない。大型馬も小兵も来ている。

I上位30頭の年齢別構成は、4歳馬9頭(内勝馬3)、5歳馬16頭(同7)、6歳馬4頭(同0)、7歳馬1頭(同0)と5歳馬が圧倒的に優勢。

J過去5年15頭の前走キャリアは、海外G1(ドバイ・香港)組が4頭(内勝馬3)とこれが最優勢。これに次ぐのが大阪杯組4頭(同1)、天皇賞春組4頭(同1)。もっとも今年の大阪杯はドバイG1に強豪が流れたせいで、ずいぶん薄味なメンバー構成であったことには注意が必要。


以下、コース変更になったせいで使えないトレンドではありますが、

K脚質に大きな偏りはない。→京都開催だと直線平坦であるため、ある程度前につけることが必要と考えられます。雨も降るので、追い込み一手の馬にはかなりきついのではないかと。

L枠順に大きな偏りはない。→今年は13頭と小頭数なのであまり枠順は意識しなくてもよさそうではあります。

M過去5年15頭の血統はリピーター傾向を排除するとバラバラ。→京都といえばディープなんで、今回この系統は買いと考えます。


以上から、人気投票も実際の単勝人気も断トツ状態である町の人気者ドウデュースの取捨が最大のポイント。

この馬、ダービー、有馬記念を勝っていることから格的には1番認定されていますし、レジェンド武豊人気も相まってかなり買われていますが、

(1)関西馬なのにこれまで京都で走った経験が一度もない。(まぁ、京都開催が改修工事で阪神振り替えとなっていたというのもありますが)

(2)日本のレースでは良馬場以外走ったことのない晴れ男。フランスでは不良馬場で二戦していずれも大敗と、重馬場適性に疑問あり。(まぁ、フランス競馬場の不良馬場はあまりに過酷な環境なので、これをもって適正なしと決めつけるのも乱暴ではありますが)

(3)ハーツクライ産駒に京都を走るイメージがわかない。

ということから、今回評価を下げてみたいと思います。


替わって本命視するのは3番人気◎ブローザホーン。

(1)京都実績2−1−0−1と相性良し。

(2)実績のある5歳馬

(3)前走相性の良い天皇賞春を2着。

(4)稍重以上の渋馬場で4−1−2−3の実績という破格の渋馬場巧者。

(5)本レースと相性の良い5歳馬

特に(4)が大きいですな。


対抗は2番人気〇ジャスティンパレス。

(1)前走ドバイ

(2)騎手ルメール

(3)京都の鬼ディープ直系

(4)これも5歳馬

というのが買い要因。


単穴は、かんべえ先生一押し▲プラダリア。

(1)京都実績2−0−0−0

(2)稍重以上の実績2−0−1−0

(3)これも京都のエキスパートであるディープ直系。

(4)5歳馬

と、これも上位有望。


馬券は◎→〇▲☆→その他の三連複18点。ドウデュース、ジャスティンとの組み合わせだとガミですが、それ以外はかなりつきます。あくまで重馬場前提の予想なんで、馬場がそこまで悪くならないと本命はジャスティンに切り替える可能性もあります。

大穴として特に期待しているのが、紅一点である10番人気ルージュエヴァイユ。牝馬に相性の良いレースだし、騎手川田だし、重実績もあるし、これが来てドウドュースが飛べば車の修理代が回収できます。まぁ、辻三蔵の本命だし、過大な期待も禁物ですが。。。

それでは皆様、ここまでのご愛読ありがとうございました。また秋口、スプリンターズSの頃お目にかかれれば幸いです。



上海馬券王




○今日の結果

<宝塚記念> @ブローザホーン(菅原明良) Aソールオリエンス (横山武)  Bべラジオオペラ (横山和)




○かんべえのつぶやき

――雨はブローザ―ホーン(3番人気)に味方しました。馬券王先生の読みがズバリ的中です。スタート時には晴れていたのに、レースの途中から急に雨足が強くなったことが、この馬にとっては「あと一押し」に繋がったのかもしれません。ブローザホーンは
オバゼキ先生の本命でもありました。これは「逆神」返上でありますな。

――菅原明良騎手は、これがうれしいG1初勝利。今年上半期のG1レースでは、見事に各騎手が「1勝ずつ」を分け合う結果になりました。思い起こせば今年上半期は、テーオーロイヤルの菱田騎手(春天)、テンハッピーローズの津村騎手(VM)と、初G1制覇が続出しましたなあ。

――2着には、このところ不本意なレースが続いてきたソールオリエンス(7番人気)が入りました。そういえば、あの年の皐月賞も雨のレースでした。最後の差しはまことに強烈でありまして、あれがなければプラダリア(6番人気)から買ったワシの三連複(もちろん万馬券)がバッチリ獲れていたのでありますが。 

――3着はクビ差で、べラジオオペラ(5番人気)がわがプラダリアを交わしておりました。とほほほほ。今日は午前中から買い続けて、最後までノーホウラのままでした。哀しいけど、これ、競馬なのよねえ。


――圧倒的な1番人気だったドウデュースは、ローシャムパークの次の6着に終わりました。おそらくこれまでのレースにおいて、「晴れ男」過ぎたのでしょう。梅雨の時期に行われる宝塚記念では、得てしてこんな形で番狂わせが起きてしまいます。2番人気のジャスティンパレスも10着に終わりました。

――思えば昨年の日本競馬界は、イクイノックスの「世界一」の強さにわれを忘れておりました。ところがイクイノックスが引退してしまうと、今年は途端に海外レースに勝てなくなってしまい、安田記念も久々に香港馬に勝たれてしまった。「ダービーではイクイノックスに勝った」ドウデュースも、今日の結果を見るとあんまり強くなさそうです。とりあえず凱旋門賞は無理っぽいですなあ。

――つくづく感じるのはイクイノックスが抜けた穴の大きさです。日本競馬界は、再び世界最強馬を送り出すことができるのでしょうか。これは今年下半期の大きな課題と言えるでしょう。だって期待できる馬が見当たらないんだもん。強いて言えばフォーエバーヤングくらいかなあ・・・・。


――最後に上海馬券王先生におかれましたは、当レースが今期の「有終の美」となりました。「12レース中の4勝」は3割打者です。おめでとうございます。下半期もまた、どうぞわれわれをよろしくお導きください。





6月2日(日) 安田記念


えー、私の家から歩いて5分くらいのところに日枝神社(愛称「山王さん」)というかなり大きな神社がありまして、今日と明日はそこで「山王祭」と言う縁日が開かれているのでありますが、いやあ、とにかくこれが凄いのであります。

神社近辺では飽き足らず近くの商店街にまで百を超える屋台が立ち並び、そこに凄まじく大勢の人が詰めかけている。去年も凄かったけど今年は天気が良いせいかとてつもない人出なのであります。とにかく、人、人、人。さすがに浅草三社祭には及びませんが、それでも年末のアメ横よりははるかに多くの人があふれかえっている。過疎地の富山にこんなに人がいるとは知らなかった。一体どこから湧いて出たのだろう。

そもそも「山王祭り」って昔からあったけど、僕が住んでた高校生のころはここまで盛大だったという記憶がない(ないよね、かんべえ先生)。いくら町おこしの一環と言っても、これは常軌を逸している。私が不在にしていた40年の間に一体何があったのだろうか、私、気になります。

という訳で、「近場に住んでて参加しないというのはないよね」と軽い気持ちで神社近辺を歩いてみたのが運の尽き、人の波に当てられた私はすっかり疲れ果てて帰ってきたのでありました。よって、今回は前置きもそこそこに早速本題に入らせていただきます。


2024 6 2() 3回東京2日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 74回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 1600m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

カテドラル 8 *斎藤新

58

124.2

()池添学

1

2

 

ガイアフォース 5 長岡禎仁

58

11.4

()杉山晴紀

2

3

 

レッドモンレーヴ 5 横山和生

58

23.1

()蛯名正義

2

4

 

ジオグリフ 5 北村宏司

58

31.5

()木村哲也

3

5

ナミュール 5 武豊

56

8.5

()高野友和

3

6

 

ドーブネ 5 *菱田裕二

58

42.3

()武幸四郎

4

7

$ロマンチックウォリアー 6 マクドナ

58

4.1

[]シャム

4

8

 

エアロロノア 7 幸英明

58

80.7

()笹田和秀

5

9

パラレルヴィジョン 5 *ルメール

58

12.5

()国枝栄

5

10

ソウルラッシュ 6 *モレイラ

58

5.1

()池江泰寿

B6

11

 

ウインカーネリアン 7 三浦皇成

58

20.0

()鹿戸雄一

6

12

フィアスプライド 6 *坂井瑠星

56

41.4

()国枝栄

7

13

ステラヴェローチェ 6 *横山典弘

58

15.8

()須貝尚介

7

14

 

コレペティトール 4 岩田康誠

58

91.1

()中竹和也

7

15

$ヴォイッジバブル 6 *パートン

58

16.3

[]イウ

B8

16

 

エルトンバローズ 4 西村淳也

58

42.4

()杉山晴紀

8

17

セリフォス 5 川田将雅

58

7.1

()中内田充

8

18

 

ダノンスコーピオン 5 戸崎圭太

58

25.0

()福永祐一


24年上半期のG1競走もついにラス前、安田記念の開催となりました。

ソングラインがターフを去り、エース不在となっている現在のマイル路線。これでNHKマイルの1・2着であるジャンタルマンタル・アスコリビチェーノが参戦してくれたら面白い展開になったと思うんですが、残念なことに両馬とも休養に入ってしまいました。その代わりと言っては何ですが、国際競争を含むG1を7勝という凄まじく格上の馬が香港から参戦ということで、それはそれで興味深い一戦ではあるものの、人気はかなり割れた悩ましいものとなっています。

それでは早速、恒例の「10年トレンド」を見てみましょう。

大波乱続きも今は昔、近年急速に温和になってきた安田記念この10

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230604 ソングライン 5 戸崎圭太

18

18

4

()林徹

1314

-0.2

   11-09

33.1

480

-8

740

1890

4240

2290

14510

230604 セリフォス 4 レーン

18

4

3

()中内田充

1316

0.2

   04-05

33.6

486

 

(5.8)

1890

4240

2290

14510

230604 $シュネルマイスター 5 ルメール

18

14

1

()手塚貴久

1316

0.2

   15-15

32.8

490

0

(4.2)

   

2290

14510

220605 ソングライン 4 池添謙一

18

13

4

()林徹

1323

-0.0

   10-10

32.9

482

-4

820

1740

3740

11810

64140

220605 $シュネルマイスター 4 ルメール

18

9

2

()手塚貴久

1323

0.0

   13-10

32.9

490

 

(4.9)

1740

3740

11810

64140

220605 サリオス 5 レーン

18

17

8

*()堀宣行

1323

0.0

   07-09

33.0

528

-22

(15.7)

   

11810

64140

210606 ダノンキングリー 5 川田将雅

14

11

8

()萩原清

1317

-0.0

   08-08

33.1

456

+6

4760

2950

12090

8860

110420

210606 グランアレグリア 5 ルメール

14

5

1

()藤沢和雄

1317

0.0

   11-11

32.9

502

+4

(1.5)

2950

12090

8860

110420

210606 $シュネルマイスター 3 横山武史

14

13

4

()手塚貴久

1318

0.1

   05-05

33.4

474

-6

(10.2)

   

8860

110420

200607 グランアレグリア 4 池添謙一

14

11

3

()藤沢和雄

1316

-0.4

   08-07

33.7

492

+6

1200

650

2840

840

11240

200607 アーモンドアイ 5 ルメール

14

5

1

()国枝栄

1320

0.4

   11-11

33.9

488

+2

(1.3)

650

2840

840

11240

200607 インディチャンプ 5 福永祐一

14

6

2

()音無秀孝

1321

0.5

   09-07

34.1

480

+4

(7.0)

   

840

11240

190602 インディチャンプ 4 福永祐一

16

5

4

()音無秀孝

1309

-0.0

   04-05

32.9

470

0

1920

5670

13660

3690

43720

190602 アエロリット 5 戸崎圭太

16

2

3

()菊沢隆徳

1309

0.0

   01-01

33.9

516

+4

(12.5)

5670

13660

3690

43720

190602 アーモンドアイ 4 ルメール

16

14

1

()国枝栄

1309

0.0

   11-09

32.4

484

 

(1.7)

   

3690

43720

180603 $モズアスコット 4 ルメール

16

10

9

*()矢作芳人

1313

-0.0

   11-12

33.3

482

-6

1570

7370

15290

6560

63280

180603 アエロリット 4 戸崎圭太

16

4

5

()菊沢隆徳

1313

0.0

   03-03

34.0

502

-2

(10.7)

7370

15290

6560

63280

180603 スワーヴリチャード 4 M.デム

16

1

1

()庄野靖志

1314

0.1

   05-05

33.9

506

-10

(2.8)

   

6560

63280

170604 サトノアラジン 6 川田将雅

18

14

7

()池江泰寿

1315

-0.0

   14-15

33.5

528

+4

1240

10480

20410

43500

283000

170604 ロゴタイプ 7 田辺裕信

18

16

8

()田中剛

1315

0.0

   01-01

34.4

494

-4

(14.6)

10480

20410

43500

283000

170604 レッドファルクス 6 M.デム

18

6

3

()尾関知人

1316

0.1

   14-13

33.7

474

0

(7.9)

   

43500

283000

160605 ロゴタイプ 6 田辺裕信

12

6

8

()田中剛

1330

-0.2

   01-01

33.9

496

-2

3690

3230

11580

14990

153560

160605 モーリス 5 ベリー

12

8

1

()堀宣行

1332

0.2

   02-02

34.0

514

-4

(1.7)

3230

11580

14990

153560

160605 フィエロ 7 内田博幸

12

10

6

()藤原英昭

1332

0.2

   09-09

33.5

500

-8

(29.5)

   

14990

153560

150607 モーリス 4 川田将雅

17

6

1

*()堀宣行

1320

-0.0

   03-03

34.5

510

+2

370

1740

2680

40690

127190

150607 ヴァンセンヌ 6 福永祐一

17

13

3

()松永幹夫

1320

0.0

   12-10

33.7

502

-6

(6.6)

1740

2680

40690

127190

150607 クラレント 6 田辺裕信

17

12

12

*()橋口弘次

1322

0.2

   05-04

34.5

496

-2

(42.7)

   

40690

127190

140608 ジャスタウェイ 5 柴田善臣

17

10

1

()須貝尚介

1368

-0.0

   09-11

37.1

498

 

170

18730

20330

91160

373470

140608 グランプリボス 6 三浦皇成

17

12

16

()矢作芳人

1368

0.0

   09-09

37.2

502

-8

(148.4)

18730

20330

91160

373470

140608 ショウナンマイティ 6 北村宏司

17

11

10

()梅田智之

1373

0.5

   13-15

37.3

502

-2

(37.1)

   

91160

373470

集計期間:2014. 6. 8 2023. 6. 4

うーん、10年振り返って的中は23年と15年の二回のみ。かなり寂しい結果ではありますが、それでも15年は三連複が400倍という巨大配当となり、累計収支は余裕で黒字なのであります。いやあ、こういうのがあるから穴狙いはやめられないんだよね。今年もそういう喜びを味わいたいものです。

それでは行ってみましょう。


@1番人気は2−3−3−2と複勝率8割は立派の一言。但しいかんせん、勝ちきれない。勝ったのは10年前、9年前で、それ以降は8年連続敗北しています。これでは単馬券の軸には出来ないですなあ。因みに馬券対象から外れた二頭が気になりますが、21年イルーシヴパンサー、17年イスラボニータ(共に8着)ですか。確かイルーシヴパンサーは軸にしてたんだよな。この馬鹿者め!

A2番人気は0−1−1−8というヴィクトリアマイル並みの呪いがかかっていますね。ああ、恐ろしい、ソウルラッシュは大丈夫かあ?

B3番人気は1−3−1−5とまずまず。

C面白いのが4番人気で3−0−1−6と単軸にするならこの路線ですか。

D単勝二桁人気の超人気薄は30頭中3頭しかおらず、しかも直近8年間では全く台頭なし。これを反映してか1番人気が勝ちきれてないのに配当は近年かなり穏当。

E関東馬が強い。10年間では30頭中18頭で、これだけでも結構すごいのですが、直近5年で見るとなんと15頭中12頭とまさに天国状態。こういうG1も極めて珍しい。

F同様に牝馬天国。10年間では30頭中8頭で、これだけでも結構すごいのですが、直近5年で見るとなんと15頭中7頭と女性進出を提唱する厚生労働省が感涙にむせぶ躍進ぶり。

G外国人ジョッキーは30頭中11頭の鞍上。内6鞍がルメールで、6鞍中勝ったのは1回だけ(しかも人気薄モズアスコット)ですが、それでも彼は押さえる必要あるでしょう。

H海外招待馬はこの10年1頭も馬券に絡んでいない。あれだけの実績を持つロマンチックウォリアーが1番人気とはいえ、単勝4倍相当というのも皆ここら辺を気にしているのでしょう。しかし、この円安のご時世に良く参戦する気になりましたなロマンチックウォリアー。何か裏があるのでしょうか。

I枠順に大きな偏りはない。敢えて言えば内枠が若干不調か。

J脚質は近年差し・追い込みが圧倒的。

Kリピーター傾向顕著。前年活躍した馬が翌年また上位に来ることの繰り返し。今年の対象はセリフォスですが、さて。

L馬体重は470kg超の大型馬がやたら強い。今年のメンツは450kgのナミュールのみここから外れますがどうなりますか。

M30頭の年齢別構成は3歳馬が1頭(0勝)、4歳馬が10頭(5勝)、5歳馬が10頭(3勝)、6歳馬が7頭(2勝)、7歳馬が2頭(0勝)と、やはり若い馬が強い。高齢馬もかなり健闘してますが、これ7年以上前の話で、直近6年はすべて5歳以下で決まっていることには要注意。

N過去5年15頭の血統はリピータ効果を除外すればバラバラ。まぁそれでもキズナを含むディープ系は押さえる必要ありそうです。

O過去5年15頭の前走キャリアは、驚くべきことにヴィクトリアマイル組が5頭(内勝馬2)とこれが圧倒的。今年の対象はここで2番人気の呪いにかかって大敗したナミュールと2着したフィアスプライドの二頭で、これは押さえてみたい。

Pこの他では前走ドバイTF組が3頭(勝ち馬なし)、マイラーC組3頭(勝ち馬1)。


以上から、このレースを予想してみましょう。重要なのは、明日は午後からかなりまとまった雨が降る予報で、稍重以上に馬場が渋る前提での予想となります。

まずは1番人気ロマンチックウォリアーの取捨が最大のポイント。


(1)上述の通りG1を7勝とゴールデンシックスティーズに並ぶ香港の英雄。格だけなら断トツの存在でここをあっさり勝たれても何の不思議もない。

(2)とは言え、海外馬が日本のターフでやたら苦労しているこれまでのトレンドもあり、

(3)その上、ここまで2000m前後の中距離が主戦場で、マイルは久しぶり。

ということで、人気との兼ね合いで評価は対抗に下げてみたい。そもそもG1を勝ちまくっていた名牝中の名牝アーモンドアイだって、このレースでは二年続けて負けているのです。このレースは格以上に距離適性が重要と私なんかは考えます。


という訳で、本命にするのがソウルラッシュ。


(1)去年のマイルチャンピオンシップの二着にして、このレースと相性の良いマイラーズCの勝ち馬と、格的にはまずまず。

(2)枠順も良し。

(3)切れる脚を使える差しタイプ。

(4)騎手モレイラ。

(5)稍重上の実績が4−0−0−0とまさに渋馬場の鬼。何よりこれが大きい。


いやあ、ルーラーシップ産駒の府中千六なんて違和感ありまくりで、最初はこの馬良くて△という認識だったんですが、馬場が渋るというなら話は全く変わってきます。6歳という年齢と、「2番人気の呪い」が気になりますが、まぁ、今年はロマンチックウォリアーはじめ高齢馬の参戦は多いし、現在のオッズの散らばり具合を見ると、当日これが変動することは大いにありうるでしょう。

馬券は◎→その他の三連複21点。1・2・3番人気で決まるとガミですが、それ以外は殆どが万馬券。特に注認定したVM二着馬フィアスプライドが台頭するようだと15年の感動再びなわけです。ああ、久しぶりに叫びたい。


出でよ万券!!


まぁ、上述の通りあくまで馬場が渋った前提の予想です。府中の常としてこれが良を維持することも大いにある訳で、その際は軸を〇▲☆のいずれかに切り替えるつもりなんで、そこんとこ夜露死苦。



上海馬券王





○今日の結果

<安田記念> @ロマンチックウォリアー(マクドナルド) Aナミュール (武)  Bソウルラッシュ (モレイラ)




○かんべえのつぶやき

――G1七勝の香港馬、ロマンチックウォリアーはやっぱり強かった。抜かれそうで抜かせない。距離が短くても、雨で道悪でも関係ない。強い者は強いのです。2着にはナミュール、3着にはソウルラッシュが入りました。日本馬では、やっぱりこの辺が強いんですよね。

――1番人気〜4番人気〜2番人気の組み合わせで三連複は3280円。馬券王先生の予想はバッチリでした。おめでとうございます。どうでもいいことですが、
オバゼキ先生が予測したセリフォスは5着。やっぱり先生は「逆神」なのではないでしょうか? 

――などと言いつつ、当方もまったく他人のことを言えた義理ではないのです。今日は何となく大外のダノンスコーピオンが大復活する、という予感がしたものだから、そっちから賭けておりました。結果は15着で、いいところはなかったですなあ。


――それはさておき、日本のG1レースに外国馬が来てもらうことは非常に重要です。6月初旬の今の時期の日本は、梅雨時でけっして気候がいいとは言えませんが、他地域で大きな競馬がないという利点がある。安田記念の国際化を図るのは、JRAにとって重要な課題だと思います。

――さて、上半期のG1レースも宝塚記念を残すのみとなりました。少し間が空きますが、次回は6月23日ということになります。そういえば上期のG1レースといえば、ワシ的には春天のテーオーロイヤルを勝ったくらいだなあ。「代用」で当てた、というのも少しはありますけど。

――ともあれ、馬券王先生におかれましては、次回もどうぞよろしくお願いいたします。このところ、毎回の「10年トレンド」を見ていて、「ああ、こんな風にレースの歴史は変わっていくのか!」と感じることしきりです。競馬ファンを長く続けるのは、つくづく歴史の目撃者になることなのですね。それではまた。







5月26日(日) 日本ダービー

えー、明日は競馬の祭典ダービーが開催される特別な一日。色々なメディアを見ても皆非常に盛り上がっているのであります。なにせいつもは評論家2人体制により90分構成で放送されるグリーンチャンネルの「競馬コンシェルジュ」が、この日ばかりは6人も動員して120分構成となっているわけでして、とにかく何から何まで特別待遇な一戦なわけです。

とにかく、競馬に携わる人全員(牧場、調教師、騎手、馬主、そして馬券購入者)が、「何を差し置いてもダービーを勝ちたい、これを勝てたらと後はどうなっても構わない」と、とてもとても強い情熱を降り注ぐスペシャルな一戦。かんべえ師匠が引用した故山崎元先生の言葉によれば、「『来年のダービー馬を見たい』と言うその理由ひとつだけで次の一年を生きるモチベーションが湧いてくる特別なレース」なわけです。

まぁ、後述しますが、すべてのダービー馬が名馬という訳ではなく、イクイノックスとかキタサンブラックとかこれを負けた馬の方が日本の競馬シーンに確かな爪痕を残していたりもするわけで、客観的にはこれを過剰にありがたがるのもおかしいと思わないでもないのですが、それでもこのレースに傾ける人々の情熱・想いそのものは非常に尊いものであり、私もその思いを共有したいと思います。やはり理屈を超えてダービーと言うのは特別なお祭りなんですな。

という訳で、今回は余計な前置き抜きで、早速今年のダービーに取り組んでみたいと思います。(ここまでで十分「前置き」じゃねえかと言う突込みはナッシンよ。)


2024 526() 2回東京12日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 91回東京優駿
3歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 2400m (C)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

 

サンライズアース 3 *池添謙一

57

83.5

()石坂公一

1

2

レガレイラ 3 *ルメール

55

4.5

()木村哲也

2

3

ジューンテイク 3 *岩田望来

57

114.4

()武英智

2

4

 

ビザンチンドリーム 3 *西村淳也

57

43.6

()坂口智康

3

5

 

ダノンデサイル 3 横山典弘

57

39.1

()安田翔伍

3

6

コスモキュランダ 3 *M.デム

57

12.5

()加藤士津

4

7

 

ミスタージーティー 3 藤岡佑介

57

110.6

()矢作芳人

4

8

アーバンシック 3 横山武史

57

10.1

()武井亮

5

9

ダノンエアズロック 3 モレイラ

57

12.6

()堀宣行

5

10

 

サンライズジパング 3 菅原明良

57

100.9

()音無秀孝

6

11

シュガークン 3 武豊

57

16.4

()清水久詞

6

12

シックスペンス 3 *川田将雅

57

8.2

()国枝栄

7

13

 

$シンエンペラー 3 坂井瑠星

57

14.5

()矢作芳人

7

14

ゴンバデカーブース 3 *松山弘平

57

48.7

()堀宣行

7

15

ジャスティンミラノ 3 戸崎圭太

57

2.5

()友道康夫

8

16

 

メイショウタバル 3 浜中俊

57

取消し

()石橋守

8

17

 

ショウナンラプンタ 3 鮫島克駿

57

70.6

()高野友和

8

18

 

エコロヴァルツ 3 *岩田康誠

57

130.4

()牧浦充徳


一頭出走取り消しが出ていますが、フルゲート17頭で行われる「競馬の祭典」。今年もこれまでの激戦を潜り抜けてここにたどり着いた俊英たちによるレベルの高い競走が期待できるメンバー構成となっております。

早速恒例「10年トレンド」を見てみましょう。

☆18頭も出ているのに穏やかな結末が多い日本優駿の10年間

日付

馬名

性齢

騎手

頭数

馬番

人気

着順

馬場状態

調教師

走破タイム

着差タイム

通過順

上り3F

3F地点差

馬体重

馬体重増減

単勝配当

馬連

馬単

3連複

3連単

230528 タスティエーラ 3 レーン

18

12

4

()堀宣行

2252

-0.0

 04-04-04

33.5

1.8

478

0

830

690

2330

4700

29810

230528 ソールオリエンス 3 横山武史

18

5

1

()手塚貴久

2252

0.0

 06-06-06

33.3

2.0

460

-2

(1.8)

690

2330

4700

29810

230528 ハーツコンチェルト 3 松山弘平

18

11

6

()武井亮

2252

0.0

 14-06-06

33.4

1.9

494

-4

(25.6)

   

4700

29810

220529 ドウデュース 3 武豊

18

13

3

()友道康夫

2219

-0.0

 14-14-14

33.7

1.5

490

-6

420

730

1440

4570

15770

220529 イクイノックス 3 ルメール

18

18

2

*()木村哲也

2219

0.0

 16-16-14

33.6

1.6

484

-8

(3.8)

730

1440

4570

15770

220529 アスクビクターモア 3 田辺裕信

18

3

7

()田村康仁

2222

0.3

 02-02-02

35.3

0.2

472

-2

(24.7)

   

4570

15770

210530 シャフリヤール 3 福永祐一

17

10

4

()藤原英昭

2225

-0.0

 07-11-09

33.4

0.5

444

-4

1170

1010

3360

8800

58980

210530 エフフォーリア 3 横山武史

17

1

1

()鹿戸雄一

2225

0.0

 04-09-09

33.4

0.5

510

+6

(1.7)

1010

3360

8800

58980

210530 ステラヴェローチェ 3 吉田隼人

17

11

9

()須貝尚介

2227

0.2

 14-13-12

33.4

0.7

488

-12

(40.2)

   

8800

58980

200531 コントレイル 3 福永祐一

18

5

1

*()矢作芳人

2241

-0.5

 03-05-04

34.0

0.3

460

-2

140

270

350

2480

5140

200531 サリオス 3 レーン

18

12

2

()堀宣行

2246

0.5

 10-10-11

34.1

0.7

528

-8

(4.4)

270

350

2480

5140

200531 ヴェルトライゼンデ 3 池添謙一

18

6

10

*()池江泰寿

2249

0.8

 05-07-07

34.7

0.4

486

0

(66.4)

   

2480

5140

190526 ロジャーバローズ 3 浜中俊

18

1

12

*()角居勝彦

2226

-0.0

 02-02-02

35.1

0.8

486

-8

9310

11200

47090

12050

199060

190526 ダノンキングリー 3 戸崎圭太

18

7

3

()萩原清

2226

0.0

 05-05-03

34.5

1.4

454

+4

(4.7)

11200

47090

12050

199060

190526 ヴェロックス 3 川田将雅

18

13

2

()中内田充

2230

0.4

 07-07-08

34.3

2.0

486

+8

(4.3)

   

12050

199060

180527 ワグネリアン 3 福永祐一

18

17

5

*()友道康夫

2236

-0.1

 05-06-04

34.3

0.3

450

-2

1250

7950

15520

521600

2856300

180527 エポカドーロ 3 戸崎圭太

18

12

4

()藤原英昭

2237

0.1

 01-01-01

34.7

0.0

490

-2

(10.5)

7950

15520

521600

2856300

180527 コズミックフォース 3 石橋脩

18

7

16

*()国枝栄

2238

0.2

 03-02-02

34.7

0.1

464

-2

(223.7)

   

521600

2856300

170528 レイデオロ 3 ルメール

18

12

2

()藤沢和雄

2269

-0.1

 14-02-02

33.8

0.0

480

-4

530

1620

2860

2220

11870

170528 スワーヴリチャード 3 四位洋文

18

4

3

()庄野靖志

2270

0.1

 07-07-05

33.5

0.4

492

-12

(5.9)

1620

2860

2220

11870

170528 アドミラブル 3 M.デム

18

18

1

*()音無秀孝

2272

0.3

 17-13-12

33.3

0.8

514

+4

(3.4)

   

2220

11870

160529 マカヒキ 3 川田将雅

18

3

3

()友道康夫

2240

-0.0

 08-08-08

33.3

0.9

502

+4

400

700

1420

850

4600

160529 サトノダイヤモンド 3 ルメール

18

8

2

*()池江泰寿

2240

0.0

 07-06-07

33.4

0.8

500

-4

(3.8)

700

1420

850

4600

160529 ディーマジェスティ 3 蛯名正義

18

1

1

()二ノ宮敬

2241

0.1

 10-08-10

33.3

1.0

472

-4

(3.5)

   

850

4600

150531 ドゥラメンテ 3 M.デム

18

14

1

*()堀宣行

2232

-0.3

 08-08-07

33.9

0.7

484

-2

190

1980

2220

3950

15760

150531 サトノラーゼン 3 岩田康誠

18

1

5

()池江泰寿

2235

0.3

 09-09-07

34.2

0.7

454

0

(18.7)

1980

2220

3950

15760

150531 サトノクラウン 3 ルメール

18

11

3

*()堀宣行

2235

0.3

 14-14-13

33.8

1.1

470

-4

(6.3)

   

3950

15760

140601 ワンアンドオンリー 3 横山典弘

18

2

3

()橋口弘次

2246

-0.1

 05-06-05

34.0

0.4

482

+4

560

850

1860

27470

103300

140601 イスラボニータ 3 蛯名正義

18

13

1

()栗田博憲

2247

0.1

 03-03-02

34.3

0.2

468

+6

(2.7)

850

1860

27470

103300

140601 マイネルフロスト 3 松岡正海

18

3

12

()高木登

2249

0.3

 09-07-06

34.2

0.5

484

-2

(108.0)

   

27470

103300

集計期間:2014. 6. 1 2023. 5.28


うん、10年振り返って的中はドゥラメンテが勝った15年ただ一回。ただし、この年は14点という少ない買い目でズドンと勝負した三連単が、万馬券になって累計収支は未だに黒字なわけであります。ああ、ありがたやドゥラメンテ様!!思えば私が「救世ドゥラメンテ教」の信者になったのはこのレースがきっかけだったよなあ。みんな!人は「ドゥラメンテ」と唱えるだけで極楽に行けるんですぞ!(今年は産駒調子悪いけど。。。)

とにかくこの時の的中は本当に嬉しかった。「G1も平場の未勝利戦も馬券を買う立場からすれば同じ」とそれまでは思っていたんだけど、6桁配当当てた時よりもこの時の方が嬉しかった。「ダービーは特別」とこの時初めて理解した気がします。できれば今年もそういう思いを味わいたいものですが。。。。

それでは行ってみましょう。


@1番人気は2−3−2−3と複勝率7割は立派ですが、意外と勝ち切れてません。勝ったのは上述のドゥラメンテ様(15年)と20年のコントレイルのみですから、ここを頭の単馬券は危険なにおいがします。

A2番人気は1−3−1−5と、まぁ、18頭も出ていることを考えればこれも立派なんですが、やはり勝ったのは17年のレイデオロのみとは寂しいね。

B3番人気は3−2−1−4とこれはある意味1番人気を凌ぐ信頼度。

C単勝二桁人気の超人気薄は30頭中4頭(1着1回、3着3回)と完全無視も難しいとはいえ、それほど極端なひも荒れは特に近年発生していません。

D外国人ジョッキーは30頭中7頭の鞍上。内4回がルメール(内勝鞍2)で、やはり彼は押さえるべきでしょう。

E牝馬はこの10年1頭も来ていない。まぁ、普通牝馬はオークスに行くので出走自体ないのですが、今年はえらく人気の馬がしかもルメール騎乗で参戦ということで、これは悩ましい。

F関東馬は半数の15頭が連絡みと、G1競走の中ではかなり大健闘。去年なんか関東馬で1・2・3ですからね。

G枠順は明確に中から内が良い。12番人気でダービー馬になった19年ロジャーバローズは、未だに勝因が良く分からないけど、敢えて言えば最内1番枠が功を奏したのではないでしょうか。

H逆に大外、特に18番枠は死兆星。後に日本競走馬の最高傑作と位置付けられることになるイクイノックスもこの枠順で二着どまり、17年世代の最強馬と少なくとも私が考えるアドミラブル(1番人気)は三着がやっとで、あまつさえこの競走の後故障発生し競走馬生命が終わってしまった。ああ、恐ろしい!ここまで来ると「呪い」としか言いようがないですな。しかし不思議だよね、同じコースで行われるオークスじゃ18番結構来てるのに、何故だろうと考えると、これはやはり「呪い」という結論に行きつくのであります。

I上述しましたが、ここを勝って後に名馬認定を受ける馬は驚くほど少ない。この10年のダービー馬でその後G1を勝ったのはコントレイル、ドウデュース、レイデオロの三頭のみ(ドゥラメンテも怪我ばかりしてその後G1を勝っていない。ううう)。この三頭で名馬認定が相当なのはコントレイルだけということで、とにかくダービー勝った後鳴かず飛ばずになる馬がやたら多いことには注意が必要。ここを負けたイクイノックスとかキタサンブラック(ドゥラメンテが勝った年のダービーを14着と大敗)の方がはるかにその後仕事をしているわけで、「ダービー馬の勲章」なんて近年そんなにありがたがるものではありません。

J脚質は、先行・好位差しがメインですが、極端な追い込みもそこそこ決まっている。どのような展開になるにせよ33秒台の切れ味を繰り出せる能力は殆ど必須と言ってよい。

K馬体重は460kg超の馬が殆どでs未満の馬はほぼ来ていない。今回メンバーは皆この条件を満たしていますが、当日大幅に馬体減となる馬がいる場合は要注意かも。

L過去5年15頭の血統は、ディープインパクトが5頭(内勝馬3!)とこれが圧倒的。さすがに今年はディープ直仔はいませんが、ディープ直系としてキズナ産駒が5頭(1番人気ジャスティンミラノや3番人気シックスペンス等)、アルアイン産駒が1頭(コスモキュランダ)、母父ディープが1頭(コンパデカブース)が出走してますので要注意です。

Mディープ以外ではハーツクライが三頭(1〜3着が1頭ずつ)いますが、今年は産駒の出走なし。

N過去5年15頭の前走キャリアは、さすが皐月賞組が12頭(1着3、2着5、3着4)と独禁法に触れるような状態。まぁ、軸はここから選ぶのが無難でしょう。

Oここまで皐月賞組が強いと、逆に他の3頭が気になりますが、青葉賞組1頭(去年の三着にして小幡先生が溺愛するハーツコンチェルト)、毎日杯1頭(21年の勝ち馬シャフリヤール)、京都新聞杯1頭(17年に大穴開けたロジャーバローズ)ですな。まぁ皐月賞組が圧倒的とは言え、それに勝っちゃう馬が別路線で2頭もいることには注意が必要ですか。


以上から本命は1番人気◎ジャスティンミラノ。買い要因は以下の通り。

(1)デビュー以来三戦三勝で皐月賞馬にまで上り詰めた実績はメンバー中ピカ一。

(2)先行しながら33秒台の脚を常に繰り出せる切れ味の持ち主。

(3)超スローでも超ハイペースでも対応できる懐の深さと、精神力。

(4)ディープ直系キズナ産駒。最近キズナ産駒の活躍が目立ってきましたが、ディープの死後その後継種牡馬として良い繁殖がキズナに集まってきたのでしょう。コントレイル産駒がデビューする翌年以降はまた事情が変わってくるのかもしれませんが、いずれにせよ府中のこの距離ならキズナは買いです。

(5)信頼できる1番人気。

と、まぁ、これだけあれば軸は、この馬でしょうがない。不安があるとすればレコード決着となった皐月賞がかなりハードな内容だったので、そのダメージを引きずっている懸念と、枠が外目ということ、それに騎手戸崎の信頼性がルメールと比べると数段落ちるということでしょうか。

対抗は二番人気〇レガレイラ。

いやあ、牝馬ということでちょっとだじろいちゃいますが、それでも

(1)2歳G1ホープフルで牡馬を蹴散らす等、実績は申し分なし。

(2)6着と敗れた皐月賞だが33.9秒というメンバー中最速の上りを出しており、切れ味は抜群。

(3)2歳戦で無双状態だったスワーヴリチャードの子。早熟系統である懸念もあるけど3歳もこの時期なら。

(4)有利な内枠を引いた。

(5)クラシック第一弾で掲示板を外す敗れ方をするものの、騎手が怪我の癒えたルメールに戻り現在二番人気というのが先週オークスを勝ったチェルヴィニアとえらく印象がかぶる。

上記の特に(5)はおそらく皆も感じていることで、それゆえこれほどの人気になっているのでしょう。これってある意味過剰人気と言えるわけで、本来なら評価を下げるべきなのですが、ルメールは土曜のレースで5勝、2着2回と無双状態なわけで、怪我の影響は完全に払しょくしているのですな。こういうのを見ると逆らうのも怖くなってきます。

単穴には皐月賞4着馬の▲アーバンシック。追い込み不発だった皐月賞ですがそれでも4着まで押し上げているのは立派で、中山から府中に代わることはこの馬にとってプラス以外の何物でもありません。

ヒモ筆頭は青葉賞の勝ち馬にしてドゥラメンテ産駒☆シュガークン。

いやあ、ダービーと同じコースで行われる青葉賞は、もっとダービーと相性良くてもと思うんですが、実際には結果が出てませんねえ。単に結果が出ていないだけではない。17年の勝ち馬アドミラブルは上述の通り三着どまりな上、競走馬生命が終わっちゃうし、去年の勝ち馬にしてダービーで2番人気に推されたスキルヴィングはレース中に心不全を発症して競走馬生命どころか生命そのものが終わってしまうしと、これはこれで「呪い」としか言いようのない悲惨な結末のオンパレード。こういうのを見ると去年三着に来た小幡先生のハーツコンチェルトは偉いと言えるのですが、とにかく青葉賞組はダービーで「買ってはいけない」馬の上位に位置しているわけです。

でもねえ、私は「救世ドゥラメンテ教」の信者末席にいるわけでして、こういう馬に夢を託したいと思うんですよ。切れる脚も一応あるし、レジェンドジョッキーの武豊さんならあるいは。。。あ、良い子はマネしないでね。


馬券は3連単だと買い目が多すぎるし、1番人気が勝ちきれないレースでもあり◎→○▲☆→その他の三連複18点。

◎〇の組み合わせだとマイルドなガミが3点くらい発生しますが、それ以外はかなりつきます。まぁ、とにかく、ダービーは当てることが大事なのです。当たると他のレース以上に幸せな気分になれる、それが「競馬の祭典ダービー」なんです。久しぶりにそんな気分を味わいたいものです。



上海馬券王





○今日の結果

<日本ダービー> @ダノンデサイル(横山典) Aジャスティンミラノ (戸崎)  Bシンエンペラー (坂井)




○かんべえのつぶやき

――世代の頂点に立ったのは、アッと驚くダノンデサイルでした。9番人気で、単勝配当は4660円。京成杯を制したものの、皐月賞では爪の痛みで除外になった馬です。鞍上は横山典弘騎手。56歳、史上最高齢のダービージョッキーとなりました。G1勝利も2018年以来となります。7万人の大観衆の歓呼に応えました。

――いやあ、まったくのノーマークでしたよ。ダノンだったら、まだしもダノンエアズロックの方でしょう。あっそうか、京成杯の2着はアーバンシックなんだから、そりゃあ強いはずなんだ。勝利インタビューで横山騎手がいわく。(皐月賞を回避した)「あのときの判断は間違っていなかった」――ああっ、そのときの陣営の気持ちはいかばかりだったことか。

――当たり前のことですが、出走するからにはどんな馬にもチャンスがある。今日はたまたまスローなペースになった中で、最内枠をじっくりと走らせて足を溜めて、最後の直線でゆっくり追った横山典騎手の作戦勝ちでした。ダノンデサイルは2馬身差をつけた勝利ですから、文句なしの強さでした。


――その2着は皐月賞馬、ジャスティンミラノ(1番人気)でした。3着には不肖かんべえ推奨のシンエンペラー(7番人気)が入りました。うーん、惜しい。坂井瑠星騎手は今月、ケンタッキーダービー(フォーエバーヤング)でもオークス(ライトバック)でも東京優駿でも3着だったことになります。

――なお、唯一の牝馬で、ルメール騎手騎乗ということで2番人気となったレガレイラは5着でした。それから馬券王先生が秘かに狙っていたシュガークンは7着。3番人気のシックスペンスは9着でした。4着にサンライズアース(15番人気)が入ったのもちょっとしたサプライズでしたな。

――いやあ、大変なレースでありました。いつものことですが、ダービーは終わってしまうと喪失感があります。でも、そんなことは言っていられない。この後、目黒記念もありますからね。馬券王先生、来週の安田記念もよろしくお願いします。勝ちましょう!勝ちは全てを癒してくれるはず!





5月19日(日) オークス


恐ろしい。。

いや本当に恐ろしいですぞ。先週のヴィクトリアマイルにおける「2番人気の呪い」は。あのナミュールがあのメンツで8着に大敗するなんて、ああ、ありえない。冗談半分で言ってたんだけど、やはりあのレースには何か超常の力が働いているとしか思えません。これに比べれば「リング」なんて目じゃない、これは最上級のホラーではありますまいか。

しかもですな、ナミュールは締切直前まで1番人気だったんですよ。それが最後の最後に2番人気になった途端あの結末で、それがますます本件のホラー度を高めているわけなのであります。かんべえ先生曰く、フジテレビの競馬中継がマスクドディーヴァを激押ししたから人気が入れ替わったのだそうで、なんか酷い詐欺に引っかかった気分、なにしてくれるんじゃワレ!

うーん、5月に入った途端、これに限らず、なんかホラーな状況が続出しておりますなあ。わが愛するドゥラメンテ産駒の精鋭たちがそろって故障発覚(リバティアイランドは靭帯炎、スターズオンアースは脚部に浮腫、ドゥレッツアは剥離骨折)で、秋までお休み。この三頭が出ない宝塚記念なんて本当に味気ないにもほどがある。きぃいいいいいいっ!この意気地なし!敵前逃亡者!エアグルーヴさんもあの世でお嘆きざます!!

4月に「単独首位」とはしゃいだ、わがドラゴンズも今じゃ単独最下位だし、試合内容が去年よりはるかにマシなのが慰めとは言え、5月に入ってからのこの情けない状況にはあふれ出す涙をこらえることが出来ません。

という訳で、今回は下がりまくったテンションを引きずりながらお届けします。。。。


2024 519() 2回東京10日目 18頭 [15:40発走]
【11R】 85回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(馬齢)()(国際)(指定) 2400m (B)

馬名

性齢

替 騎手

斤量

単勝

調教師

1

1

ミアネーロ 3 津村明秀

55

23.8

()林徹

1

2

クイーンズウォーク 3 川田将雅

55

11.9

()中内田充

2

3

 

エセルフリーダ 3 武藤雅

55

47.0

()武藤善則

2

4

 

パレハ 3 *田辺裕信

55

123.0

()新谷功一

3

5

コガネノソラ 3 石川裕紀

55

15.4